自己紹介

はじめに

はじめまして。
たけっちです。

1997年に岩手県で生まれ、一重ときどき奥二重です。
現在は都内の病院内で医療材料の管理をするかたわら、文章を書いたりイラストを描いたりしています。


小学生の頃のトラウマから、「考えを話す」ことが苦手だったわたし。
どうしても自分の殻を破れないことに悩んでいました。


しかし大学在学中、ゼミの先生から「人間には二種類いる。話して言葉を伝える人と、書いて伝える人。あなたは書き言葉の人なのよ」と言われ、目からウロコが落ちたのです。
「話す」のが得意な人と自分を比べて落ち込んでも仕方ないじゃないか、と。
わたしは「書く」を伸ばそう!と決意しました。


そうしてわたしは「書くこと」を始めたのです。



これまで

「話すこと」へのトラウマ

小学生一年生の5月。
その頃のわたしは『ハリー・ポッター』のハーマイオニーに憧れ、入学から一ヶ月間は積極的に手を挙げて発言していました。


その日も答えがわかったので、いつもと同じように元気いっぱい手を挙げるも、みんなはシーン…。

小学生一年生ながら「え?今って手を挙げる場面じゃないの!?わたしだけはりきりすぎ!?」など、次々に悪い考えが頭を駆け巡ったのを覚えています。


その後、高校卒業まで一切授業中に手を挙げて発言することができなくなりました。




変わろう!と決意

そんなこんなで2016年春。
これまでの「話すのが苦手」な自分とおさらばすべく、誰も知っている人がいない東京の女子大に入学しました。


これからは積極的になるんだ!
目指せ、大学デビュー!
と意気込んでいたのです。


しかし結果はあえなく撃沈…


入学式の数日前にクラスごとのオリエンテーションがあるのですが、周りがどんどん仲良くなっていく中、私はひとりぼっち。


そんな自分が情けないのと悔しいのとで、涙まで流れ出る始末…
挙げ句の果てに隣に座っていた子にはその涙を見られるなど、最悪のスタートダッシュとなりました。



その後も静かに真面目に授業を受ける日々。
(それでも、社会人になってからも連絡を取り合う仲の子と出会えましたよ!)


しかし大学2年のある日、わたしが「書くこと」を始める一つ目のきっかけが起こります。


きっかけ①

英文学の授業で書いたエッセイを褒められた

わたしは大学で英米文学を学んでいました。

その必修科目のなかに、「授業の後半でその日のテーマに関連し、英文で好きなエッセイを書いて提出する」ものがあります。
(例えば「睡眠の大切さ」がテーマだったら、自分の睡眠時間についてやナイトルーティン、昨日みた夢など「睡眠」に関することならなんでもOK)


わたしは英文法はよく分かっていませんでしたが、書きたいことは次々に浮かびます。辞書を駆使して調べた英単語と少々でたらめな文法を組合せ、頭に浮かんだことをただひたすらに書いて提出していました。


授業を何回か受けた頃、先生から言われました。
「あなた、文章書くの好きでしょ?」
正直、それまでは書くことが好きかどうかなんて考えたこともありませんでした。


しかし過去を思い返してみると、わたしって文章を書くのが好きだったのかも?と思うことがいくつかあったのです。


まず、小学生の頃の宿題。
漢字の書き取りや計算問題など、自分の好きな教科を1~2ページ自主学習ノートに勉強して提出する課題がありました。
みんなそれぞれ真面目に問題を解いている中、わたしはその日あった出来事とちょっとしたイラストをかいた、いわゆる「日記」を提出していました。
(そんなのでよく注意をされなかったなー、と思います(笑))


次に、中学時代の手紙交換。
当時、わたしの通う中学では手紙交換が流行っており、三年間ずっと友達と日常で起こった面白い出来事や悩み、オリジナルの物語などを手紙に書いて送りあっていました。



今まで意識はしてこなかったけれど、自然にやってしまっている「文章を書く」という行為…。
これが、もしかしてわたしって「書くこと」が好きなのかも?と考え始めた瞬間でした。


その後もその先生からは「あなたの書く文章は面白い!」「物語を書くべき」などといった言葉をかけてもらいました。
(ここまでくると絶対にお世辞としか思えませんが…(笑))


しかし、大勢の学生がいる大学において、これが先生から名前を覚えてもらう機会にもなったので、そこは素直に嬉しかったです。


そして翌年、さらにわたしに「書いてみよう!」と思わせる出来事が起こります。



きっかけ②

ゼミのレポートが高く評価された

わたしが通っていた大学では3年次になると、全員が自分の興味のある分野を学べる「ゼミ」に所属します。


そこで一番はじめに提出したレポートで、思いがけず高い評価をしてもらいました。


はじめは、ディスカッションを中心に行うゼミにもかかわらず、全く発言をしないわたしの唯一の意見だからインパクトがあっただけなのでは?と疑り深くなっていました。
でもやっぱり嬉しいものは嬉しいのです。


その後、卒業するまでゼミの先生と仲間たちはわたしに「文章が書ける」魔法をかけ続けてくれました。



きっかけ③

「文章は上手だね」とのフィードバック


同じ年の冬、ゼミとは別の先生の米文学の授業を履修しました。


ここでも授業の終わりにレポートを提出します。

正直、自分が何て書いたのかはすぐには思い出せないのですが、返却されたものに書いてあった言葉ははっきりと覚えています。
そこに書かれていたのは、「文章は上手だね」という言葉…!



これまで一度も自分の文章を褒められてもらったことも、作文コンクールで賞をもらったこともありません。
そんなわたしがこんな短期間のうちに複数人から評価してもらえるなんて!


「もしかしたら将来はこれを何かにいかせるんじゃないか?」
すっかり舞い上がったわたしはそんなことを考えるようになりました。



大学の先生たちはお世辞で言ってくれたのかもしれません。
軽い気持ちで言ったのかもしれません。


だけどわたしはそれらの言葉が本当であると信じています。というか、信じたいです。



これらのきっかけにより、わたしは「将来は文章と好きな絵を組み合わせて生きていきたいなあ…」と思うようになります。




しかし、結局全く別の仕事を選びました。

理由は「こわいから」


自分の文章に対する否定的な意見を聞くのがこわい…
自分よりもっともっと上の人たちがいるという現実を直視するのがこわい…
仕事にすることで「書くこと」「描くこと」を嫌いになってしまうのではないか…


そう、始める前から起こるかわからないことを想像しては挑戦することから逃げたのです。




現在とこれから

現在

2020年4月から一般企業に就職し、現在は都内の病院に常駐しながら医療材料の管理をする仕事をしています。


しかし先日、あの日抱いた夢を忘れられず、一度上司に退職を申し出ました。
この時上司からかけられた言葉が私の心に火をつけることになるのですが…それはまたの機会に書きたいと思います。



とりあえず今は本業も続けるし、夢も諦めない!と決意しました。


これから

わたしの夢は本を出版する
ことです。


自分の絵と文章を組み合わせられたら、もう最高です!


これからたくさんのことを経験して、それについて自分はどう感じるのか…
自分自身の外側にも内側にもアンテナを張り巡らせていきたいです。


そしてなにより、「今がいちばんタノシイでぇす☆」と言いながら暮らしたいです!